転職サイトdodaによれば、2008年の転職理由の調査開始以来初めて、転職理由の1位が「ほかにやりたい仕事がある」になったそうだ(2012年4~9月集計)。
これまでは、不況を反映して「会社の将来に不安」が転職理由の1位だった。
転職市場にとって良い兆しを見せている調査結果だが、今年後半に入ってからの電気関連を中心とする大手企業の業績悪化の影響が心配だ。大手製造業の業績悪化は、その企業本体だけでなくグループ会社、さらには取引先と影響の及び範囲が広くかつ甚大。
再度、「会社の将来に不安」が転職理由の1位になる可能性も否定できない。
最近、求人数増加といったようなニュースも散見するが転職活動に楽観視は危険。転職活動は極力、退職せずに行うことが望ましい。転職活動に集中したいからといって退職してしまうのは避けたい。心身に支障がない限り辞めずに転職活動を行なって欲しい。
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