ライフネット生命の新卒採用課題がとても良いです。

現在の小学校1年生が大学を卒業して就職する頃には、65%の人が今は存在していない仕事に就くという調査があります。現在から20年後の社会と仕事の変化について、予想してください。

[1] 20年前から現在にかけてもっとも成長した産業ともっとも衰退した産業について、データを用いてその背景とともに説明してください。

[2] 20年後の未来に、現在と比較して大きく変化している社会・産業の状況を予想し、理由とともに説明してください。

[3] [2]で予想した変化に伴い、20年後には、現在存在しないどんな仕事が新たに生まれているでしょうか。
新たな仕事を1つ挙げ、その仕事が生まれる背景と、その仕事に就くにはどのような能力が必要か予想して説明してください。

※20年前は1990年とし、20年後は2030年とします

出所:ライフネット生命ホームページ 2015年新卒採用課題 重い課題


転職を考えている経理の人にも是非チャレンジしてほしい。正解はない問題ですが、論理的に仮定を組み立てていき、相手を説く能力が問われます。

コンサルティング会社の採用でいかにも出題されそうな課題です。ボストン・コンサルティング・グループ出身の同社のCOOが課題作成に関係しているのかもしれません。

一流の経理や管理部門トップを目指すなら、仮定から方向性を導き出す能力、仮定から妥当性を判断する能力が求められます。

そのためには、日頃から物事の原理原則を突き詰めるクセをつけておく必要があります。その原理原則に則り、与えられた仮定から状況を予測したり、背景を洞察しましょう。

▼ライフネット生命COOの著書