2013/03/23

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帝国データバンクの 2013年度の雇用動向に関する企業の意識調査によれば、調査対象企業のうち2013年度の正社員採用を増やすと回答した企業が22.8%で前年比微増となりました。

4年連続の改善です。同調査報告では、正社員採用環境は徐々に改善していると結論づけています。

ところで、この調査では、離職者数について記述がありません。仮に正社員採用が増えたとしても同じ数だけ離職者があれば、正社員総数は変わりません。採用環境は改善しても雇用環境は改善しないとうことです。

しかしながら、このように正社員総数が変わらなくても採用が行われることがで転職市場は改善されます。就職・転職希望者にとっては有利に働きます。転職市場に流動性があれば、それだけ希望の職に出会えるチャンスが生まれます

同調査では、雇用環境の改善時期についても尋ねています。調査対象企業のうち、2013年度に改善すると回答した企業は10.4%、2014年度が20.7%、2015年度が10.6%となっています。

あくまでも希望的観測ですが、転職市場にとっては採用企業の楽観的な予測は非常に良い影響を与えます。楽観的予測が現実のものとなることを願います。