経理の転職 人材紹介会社の賢い選び方

人材紹介会社(転職エージェント)は、この十年で玉石混交の時代になりました。どの人材紹介会社と出会ったかで人生が変わります。経理転職活動の成否は人材紹介会社で決まるといっても過言ではありません。たとえ人材紹介会社経由で応募をしないつもりでも、転職活動を始めたら人材紹介会社に接触をしてみることです。人材紹介会社利用の第一の目的は求人案件を紹介してもらうことではありません。

(AD)あなたの適正年収がわかるアプリ
200万人の年収データをすべて公開。

人材紹介会社を利用する目的は転職市場に関するマクロ的、ミクロ的そして個別的な情報を聞き出すことが目的です。その聞き出す情報の中の一部に求人情報が含まれているだけです。このように考えると人材紹介会社を有効に使うことができます。

それでは、玉石混交のなか、どのような紹介会社に登録すれば良いのでしょうか。

パイプの数か太さで選ぶ

人材紹介会社は、求人企業との間のパイプの数が多いかパイプが太いかどちらかの特長を持っている人材紹介会社を選びます。

パイプの数とは求人数です。パイプの太さとは求人企業との関係の強さです。関係が強いと応募要件を満たしていなくても書類選考をパスできたり、合否ライン上にいた場合に有利に働いたりすることもあります。いわゆるコネと同じようなものです。

一般に大手人材紹介会社は、求人企業との間のパイプの数は多いけれど細い。中小規模の人材紹介会社は、求人企業との間のパイプの数は少ないけれど太い。両方を兼ね備える人材紹介会社は滅多にありません。どちらかの特長を持っていれば十分です。求人企業との間のパイプの数が多いかパイプが太いかどちらかの特長を持っている人材紹介会社にバランスよく登録していきます。

具体的にはに大きく三つのカテゴリーに分けて、カテゴリー一つにつき一社ずつ登録していきます。

  • 大手人材紹介会社一社に登録する
  • 職種専門の人材紹介会社一社に登録する
  • 特定の分野(職種以外)に強い人材紹介会社一社に登録する

このように三つのカテゴリー毎に選んでいけば、求人企業との間のパイプが太いか数が多いかどちらかの特長を持っている人材紹介会社にバランスよく登録していけます。

あるカテゴリーで登録した一社が不調であれば、その紹介会社はあなたから願い下げます。そして、そのカテゴリー内で新たに一社登録します。例えば、大手人材紹介会社に登録したが今ひとつだった場合、その大手紹介会社の登録を削除し、新たに別の大手紹介会社に登録します。カテゴリ一つに一社ずつ、計3社の登録が完了しても量的に不十分なら、カテゴリー一つにつき一社ずつ追加登録してきます。

いつも三つのカテゴリーにバランスよく登録している状態にします。

大手人材紹介会社

大手人材紹介会社は、コンサルタントが新卒1年目であったり、対応が事務的であったりするなどのデメリットがありますが、メリットは何と言ってもパイプの数の量、すなわち求人の情報量です。職種や業種の専門的かつ具体的な情報は得られないかもしれませんが、圧倒的な求人情報から転職市場の動向を感じる取ることができます。

職種専門の人材紹介会社

例えば経理専門の人材紹介会社は当然、経理の転職市場に精通しています。さらにその職種だけをとらえれば、大手人材紹介会社に引けを取らない求人数を取り扱う人材紹介会社もあります。求人企業の配属部署の長との間のパイプが太いことが多い。一般に中途採用では配属部署の長が採否決定の権限を有しています。職種専門の人材紹介会社の利用で一つ注意すべき点は、取り扱う専門職種の仕事内容に精通しているようにも見えますが、そうではないことが多い点です。その職種のキャリアプランを具体的に相談できるほど職務に精通しているとは限りません。通常はその職種の市場に詳しいだけです。

特定分野に強い人材紹介会社

例えば業界であったり企業群や地域であったり、職種以外の特定分野に強い人材紹介会社です。IT業界に関心があれば、IT業界専門の人材紹介会社に登録します。そのような紹介会社はITエンジニア職の紹介が主体ですが、IT企業と接点があるのでIT企業の経理求人もあります。企業群とは、企業グループです。大手企業はグループ内に人材紹介会社や人材派遣会社を有していることが少なくありません。当然その人材紹介会社は、グループ企業とのパイプが太く、グループの求人数も多いです。

三つのカテゴリーに分けて登録する理由

大手紹介会社ばかり三つも四つも登録しても、効果は三倍四倍になりません。

例えば、取り扱い求人という切り口で見ます。大手人材紹介会社は取り扱い求人数は多いですが、そうは言っても日本中の全ての求人企業が大手人材紹介会社へ人材紹介を依頼するわけではありません。大手人材紹介会社にしか依頼しない求人企業もあれば、逆に大手人材紹介会社に人材紹介を依頼しない求人企業もあります。

通常、求人企業は同一の求人につき少なくとも数社の人材紹介会社に紹介を依頼します。大手人材紹介会社しか使わない求人企業は大手人材紹介会社の中の三社四社に紹介を依頼します。あなたが大手人材紹介会社に三社も四社も登録したとしても、大手人材紹介会社にしか紹介を依頼しない企業の同じ求人にしか出会えない可能性があります。

一方で、職種専門や特定の分野に強い人材紹介会社にしか紹介を依頼しない求人企業もあります。このような専門的な人材紹介会社へは、世界的に有名な大企業も紹介を依頼します。大手人材紹介会社は応募書類を右から左に流すだけで、きめの細かい紹介を期待できないから使わないという大企業もあるのです。

経理の転職を成功させるためには、いろいろな求人に出会い、多角的な情報を得ることが不可欠です。そのためには、大手人材紹介会社だけではなく職種専門や特定の分野に強い人材紹介会社にも話を聞きに行くことが必要です。

photo credit: electric.porcupine [bmazz.tumblr.com] via photopin cc



candidate1
管理部門系に強い人材紹介会社一覧
良い転職への第一歩、経理に強い人材紹介会社に必ずコンタクトしよう。[PR]


希望企業へ推薦できるか無料診断
行きたい会社に推薦してもらえるか知りたい?コンサルタントから診断結果がとどきます。[PR]

candidate3
人材紹介会社とは
失敗しないために予め知っておきたい。種類・メリット・選び方・活用フロー。[PR]

海外拠点のある企業に転職するなら移転価格ガイドブック必読

国税庁が6月9日、「移転価格ガ…

東証一部上場企業で消費税課税区分を複数年度誤申告

東証一部上場企業で何年にもわた…

外資系企業向こう数年求人増の傾向

東京都が「国際金融都市・東京」…

チーフ コンサルタント

投稿者: チーフ コンサルタント

経理の転職相談を専門に年間約200人の経理の方と面談。以前は、総合商社本社の税務部門、経理部門、および海外法人にて業務に従事。本社 主計部・経理部での業務のほか、インフラプロジェクトの国際税務担当として、タイ、マレーシア、インド、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ウクライナ、エジプト、カザフスタン、ロシア等に赴く。その後、Big4国際会計事務所にて、ブランド価値評価、移転価格、業績評価コンサルティングに携わる。(米国公認会計士)