転職活動を行うことはできます。実際に地方に住みながら東京での転職を成功させた方はいらっしゃいます。

しかし、地理的なハンデがあることは明白です。首都圏在住であれば、現職の休暇を取らずに勤務時間後に面接を受けに行ったり、何社も並行して応募することができます。

一方、地方在住の場合、面接の度に休暇を取ることになります。1社あたり通常は2~3回の面接が行なわれます。順調に選考をパスした場合、週に複数日の休暇を取らなければならなくなるかもしれません。複数の企業に並行して応募するのが難しく転職先の選択肢が限られてしまいます。

もしかしたら書類選考上も不利になっていることもあるかもしれません。

実際の面接では、1次面接の結果が合否ライン上、しかもどちらかと言えばNGと判定された場合でも、2次面接に呼ばれることがあります。その2次面接で逆転合格するケースもあるわけです。遠方からの応募では、このような場合に2次面接に呼ばれません。採用担当者もどちらかと言えばNGの人を遠方から呼ぶのは、はばかられます。

地方に住みながら東京で転職先を探すためにはハンデの覚悟が必要です。