こういう生き方も当然ありだと思います。
「もう一つの成功者?スーパーぶら下がり社員という道」
PRESIDENT On Lineの記事です。
http://president.jp/articles/-/6457?page=2
目立たず、埋もれず、当たり障りなく、上司とはうまくやっていく……閉塞感漂う中堅・ベテラン社員の処世術。会社に居座り、ぶら下がると決め込んだ彼らの言葉はしかし、思いのほかポジティブだ。
記事のタイトルだけ見ると、何もしないで給料だけもらっているという印象を受けますが、記事で取り上げられている人々は必ずしもそうではありません。
化学メーカーの商品部門に勤める内田茂樹氏(仮名、41歳)は、「一生懸命仕事はしますが、ムチャは禁物。目立ちすぎず、埋没しすぎず、当たり障りないように過ごす。かといって何もしないわけではありません。この商品のことなら社内でトップ、これはこいつにしかできないなどと言われるスキルを磨いていると言います。
金融機関のリスク管理部門の課長クラス中沢響子氏(仮名、40歳)は、若いうちは「仕事さえちゃんとやっていればいい」と考えていたが、今は根回しを最も意識。他の人にできない業務に就いている。
根回しというと聞こえが悪いですが、仕事を自分のやりたい方向に仕向けたり、仕事を円滑に進めたりする上では根回しは非常に重要です。
社内で行き詰まりを感じつつも、特定の分野で一流を目指す。必ずしもやりたい仕事ではないかもしれませんが、その人が社内で一番であれば社内で必要とされるようになる。必要とされれば、やりがいが生まれる。仕事が面白くなってくる。転職ではない、このような選択も良いと思います。
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