年齢でも変わる。チャレンジする応募先と現実的な応募先を見極めて転職活動

難易度を見極めて応募先を選ぶ -2-

応募先の難易度は次の5つの要素で決まります。

  • 業界
  • 規模
  • 企業のタイプ(上場・非上場など)
  • ポジション(役割)
  • 仕事内容

5つの要素についての詳しくは、応募先 難易度の見極め -1-

年齢によりハードルの高さが変わる

これら5つの要素は、年齢によって高さが変わります。

ハードルの高さが変わる年齢の棲み分けに明確な区切りはありませんが、

  • 30歳前後まで
  • 30歳~30歳代後半
  • 30歳代後半~40歳代後半
  • 40歳代後半以上

という年令層に経験上、分けられると考えています。年令層が上がるたびに、それぞれの要素のハードルが高くなっていきます。

例えば、規模と企業タイプの違う応募先への転職難易度は年齢層によって次のようになります(高さはイメージです)。

30歳前後まで 30歳-30歳代後半 30歳代後半-40歳代後半

まとめ

業界、規模、企業のタイプ(上場・非上場・外資・会計事務所)、ポジション(役割)、仕事内容の5つのうち、異なる要素が増えれば増えるほどハードルが積み上がります。更に年齢が上がれば上がるほど、5つの要素のそれぞれのハードルの高さが高くなります。

1回目の転職で事業会社から会計事務所に転職し、2回目の転職で事業会社に戻りたいとう場合、年齢が上がっている分、ハードルが高くなっています。事業会社から会計事務所に移るときよりも事業会社に戻るときの方が難易度は高くなります。

これまで述べてきたように、5つの要素と年令層によって転職の難易度が変わります。

転職活動を始める前に、応募先の難易度を理解した上で始めましょう。5つの要素のいつくも積み重なっている会社ばかりに応募していると、どこも受からずに時間ばかりが過ぎます。焦るあまり、溺れる者は藁をも掴む転職になりかねません。このような転職活動では良い会社に入社することはできません。

この難易度は内定後、最終的な入社先を決める際の判断材料としても使えます。例えば、要素がいくつも積み重なっている応募先から内定が取れた場合には、コネや知人の紹介などがない限り、一般論としては難しい転職のハズです。もちろんあなたが優秀だから合格したのですが、今一度なぜ合格したのかを検証してから入社を決めましょう。

なぜなら、要素がいくつも積み重なっている応募先から内定が取れた場合には、一見、良い会社に受かったように見えても実は何か条件が満たされていない可能性が高いからです。条件とは年収だけではありません。労働環境や社風など、あらゆるものを含めたものです。残業が多いのかもしれません。サービス残業が多いのかもしれません。社内の雰囲気が悪いのかもしれません。

検証の結果、条件の悪い部分があなたにとって、問題のないものであれば、入社を決めましょう。あなたが譲ることのできない悪い条件がある場合には、入社を見送るべきです。

応募先 難易度の見極め 1 2