必ず伝えるべきです。ただし、タイミングが重要です。

面接官に聞かれてもいないのに”早々”に自ら希望年収について切り出すことはお勧めできません。お金のことを”早々”に話題にする人に良い印象を持たない面接官や企業は少なくありません。

ただし、あくまでも”早々”に自ら話題にすべきではないという点に気をつけてください。選考が進んでいくどこかの段階では必ず応募先企業とあなたの間で年収のすりあわせを行わなければいけません。

一般的には求人情報に想定月給または年収が提示されていますので大凡の目安は分かります。しかし、想定年収提示幅が大きい場合など、自分がどの程度の年収になるのか具体的に分かりません。内定の段階で、あなたまたは企業のどちらかが「そんな年収はとても受け入れられない」ということになりかねません。あなたには生活がありますし、企業にも予算や既存社員との兼ね合いがあります。

最終面接までの間に給与または年収が全く話題にならない場合もあります。人材紹介会社を介して応募している場合は、たとえ面接の場で話題にならなくとも、遅くとも最終面接終了後から内定までの間に年収についての確認が人材紹介会社からあるはずです。もし、最終面接終了後に人材紹介会社から年収についての話がない場合は内定が出る前にあなたから確認を求めましょう。

自ら直接企業に応募している場合は、最終面接の最後に自らの希望を伝えるか先方に最終面接時点での想定年収を尋ねます。直接応募の場合、最終面接終了後にスムースに年収を確認できるタイミングはありません。