あなたが心身を害する恐れのない限り、退職しないで転職活動を行うことをお勧めします。勤続3年未満の場合、退職で転職活動が不利になることはあっても有利になることはありません。もちろん、この3年は明確な基準ではなく転職市場で形成された目安です。「3年位勤めていないと・・・」という程度の感覚的なものに過ぎません。しかし、強力に採用企業に根付いている基準です。


転職活動では、急募求人では離職中の経理の人の方が有利になることがあります。採用決定後、直ぐに入社できるからです。このアドバンテージも勤続1年半では短期転職のマイナス評価に打ち消され、有利になりません。
採用担当者は、嫌なことがあると投げ出してしまう人との印象を抱きます。一方、退職せずに転職活動を行っていると、逆境でも頑張っている人との印象が生まれ、短期退職のマイナス評価が和らぎます。
好景気の転職活動に要する期間は2~3ヶ月ですが、不景気の場合は平均6ヶ月程度です。不景気下であれば、6ヶ月もしくはそれ以上の間、無職になる恐れがあります。さらに離職中に天変地異や世界情勢の急変があれば、一層の景気悪化に直面することになります。
短期間で転職する場合は、退職せずに転職活動を行うことをお勧めします。但し、勤務継続が心身を害する恐れのある場合は、退職した方が良いことは言うまでもありません。体が一番大切です。